カバタ シゲル   Shigeru KABATA
  嘉幡 茂
   所属   京都外国語大学  国際言語平和研究所
   職種   嘱託研究員
発表年月日 2013/05/18
発表テーマ 覇権国家テオティワカンの興亡:古代交易システムの考察
会議名 立命館大学・環太平洋文明研究センター創設記念シンポジウム
主催者 立命館大学
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(招待・特別)
単独共同区分 単独
招待講演 招待講演
発表者・共同発表者 嘉幡茂
概要 アステカ人(後1325~1521年)は、古の都にテオティワカンと名付けた。それはこの都市が神々によって建設されたと考えていたからである。テオティワカンは紀元前2世紀頃誕生し、後4世紀には最盛期を迎え、覇権国家としてメソアメリカ全域に影響力を持つに至った。しかし6世紀頃衰退していく。ところが、テオティワカンというブランドは、後の時代の権力者たちにとって大きな政治的価値があり、出自をこの「神々の都」と意図的に関連付けていた。その理由は、テオティワカンが単に強大であっただけではない。この地に神々が集い、太陽や月が誕生し、ここから大地が広がっていったと考えていたことによる。あらゆる自然活動に神々の意思が働いていると考えていた当時の人々は、神々と交信可能な都市を欲した。どのように世界が始まるこの場所が誕生し、そして、なぜ衰退していったのかについて、当時の自然環境や社会背景を考慮して、議論するのが本稿の目的である。