カバタ シゲル   Shigeru KABATA
  嘉幡 茂
   所属   京都外国語大学  国際言語平和研究所
   職種   嘱託研究員
発表年月日 2014/11/24
発表テーマ 「神々の都」の誕生:テオティワカンと国家形成までの軌跡
会議名 国際シンポジウム「メソアメリカ考古学研究とその展望~次世代を担う日本人研究者たち~」
主催者 京都外国語大学
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(招待・特別)
単独共同区分 単独
招待講演 招待講演
開催地名 京都
発表者・共同発表者 嘉幡茂
概要 初期国家テオティワカン、トルテカ王国、アステカ王国は、古代メソアメリカ文明圏全域に多大な影響力を与えたと解釈されている。そのため、メキシコ中央高原における考古学研究の主流は、これらの社会形成・発展・衰退史を復元し、それを軸として周辺地域の動向を考察することが一般的となっている。この研究手法は、大まかな時代変遷史を理解するのに役立つ。しかし一方で、研究の視点が中央から周辺地域へと向けられるため、後者に属する社会の歴史的役割や中央との政治的・経済的関係の変化を考察するには向かない。何故、各時代の政治・経済拠点はその地に発生し衰退したのかというテーマに対し、包括的にデータを収集し、解釈に至っていないのが現状である。発表者は、上記の現状を修正する目的を持ち、先行研究とは異なった視点から、テオティワカンの国家形成についてトラランカレカ遺跡で考古学調査を率いている。本発表では、①何故この時代の考古学研究がテオティワカンに集中するのか、②何故テオティワカンの国家形成を理解するために、この遺跡ではなく、先行社会に属するトラランカレカで調査を行っているのか、そして、③トラランカレカ遺跡考古学調査の内容と成果について述べる。その後、④日本人である発表者がメキシコ考古学界でどのような役割を担っているのかについてまとめる。