カバタ シゲル   Shigeru KABATA
  嘉幡 茂
   所属   京都外国語大学  国際言語平和研究所
   職種   嘱託研究員
発表年月日 2016/06/25
発表テーマ メキシコにおける歴史教育の現状と課題-郷土史と文化遺産を伝える学習マンガ創出の試み-
会議名 第16回大会・日本マンガ学会
主催者 日本マンガ学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 京都
発表者・共同発表者 小林貴徳、嘉幡茂
概要 「マンガ・プロジェクト」の試みは、マンガを活用することで、メキシコの農村社会に存在する問題を改善することにある。具体的な問題点として、公教育の場では郷土史や地域の文化遺産は扱われないことが挙げられる。このような状況の中、本研究は対象の農村社会の住民が親しみやすく、かつ理解しやすい学習マンガのコンテンツ開発を一つの目的としている。しかし、地域史や文化遺産を伝えるマンガに、教育普及媒体としての価値を持たせ、その地位を確立させるには、対象社会における公教育の問題を把握したうえで、普及媒体としてマンガ自体に社会的な有効性が認められるか調査する必要がある。本報告では、まず、メキシコの公教育に関する諸問題のうち、歴史教育における郷土史の不在という問題、そして識字者を示す政府統計値に潜む問題を浮き彫りにする。続いて、ヨーロッパ人到来前の時代から、植民地時代を通じて現代までメキシコで用いられてきた「絵」を用いた情報伝達ツールの変遷についてまとめる。そのうえで、現代メキシコにおける学校での歴史教育を補完する教材としてマンガの有効性を論ずる。最後に、現在作成を進めているマンガを紹介し今後の展望を示す。