ウエダ トシミ   Toshimi UEDA
  上田 寿美
   所属   京都外国語大学  外国語学部 ブラジルポルトガル語学科
   職種   講師
発表年月日 2015/10/11
発表テーマ Eça de Queirósのロマン主義 ––– Prosas Bárbarasにおけるロマン主義的特徴とその思想
会議名 日本ポルトガル・ブラジル学会
主催者 日本ポルトガルブラジル学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 東京大国語大学
発表者・共同発表者 上田寿美
概要 19世紀の写実主義作家、エッサ・デ・ケイロースの初期の作品集Prsas Bárbarasにみられるロマン主義的特徴は、おもにユゴーらフランスをはじめとする外国のロマン主義作家の影響によるもので、その主要なテーマは、汎神論的な観点からとらえた自然主義であるとされる。しかしながら、一見ファンタジックな様相を呈するロマン主義的な要素に満ちた作品には、すでに写実主義を思わせる思想が垣間見え、ロマン主義から晩年の作品にかけてのある共通した思想が、既にこの頃には存在していたことが伺われる。本発表では、Prsas Bárbarasにおけるロマン主義的特徴とその思想についての検証を試みる。