ウエダ トシミ   Toshimi UEDA
  上田 寿美
   所属   京都外国語大学  外国語学部 ブラジルポルトガル語学科
   職種   講師
発表年月日 2020/11/29
発表テーマ 『文学素描』に見られるプロットの類型
会議名 2020年度日本ポルトガル・ブラジル学会(AJELB)大会
主催者 日本ポルトガル・ブラジル学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 WEB 開催
発表者・共同発表者 上田寿美
概要 エッサ・デ・ケイロース (1845-1900)の『文学素描』は、1866年から1867年に書かれた初期の 作品集であり、様々なジャンルのテクストが収められている。作家となる以前のいわば試論的に 書かれた作品であることから未熟なものが多いが、文芸潮流や文体にとらわれることなく自由に 書かれた青年期ならではの作品集となっている。これらのテクストには、後の代表作などにおい て描かれる登場人物、思想、文体などの原型とも言える要素が多数存在している。本発表では、 『文学素描』Prosas Bárbarasにおける物語のプロットに着目し、フリードマン(1995)の類型に基づいた分類を試 み、後の作品との関連の手がかりを探る。