フセ マサオ   Masao FUSE
  布施 将夫
   所属   京都外国語短期大学  キャリア英語科
   職種   教授
発表年月日 2021/12/11
発表テーマ 南北戦争期の帝国的世界戦略――大陸横断鉄道の構想と覇権奪取の挫折
会議名 第21回ラテンアメリカ研究講座
主催者 京都外国語大学ラテンアメリカ研究所
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催期間 2021/12/11~2021/12/12
概要 アメリカの大陸横断鉄道の構想では、欧米亜三大陸間の交通インフラの一部を完成することで、イギリスから世界商業の覇権を奪取することが目論まれた。具体的には、アメリカ産の綿花をイギリス領インド産の綿花よりも大量に、全世界に売り込もうという着想である。こうした構想の下、1869年にアメリカ大陸横断鉄道は開通するが、皮肉なことに同じ年にスエズ運河も完成する。イギリスからアジアや世界にショートカットする交通手段もできたのだ。これが一因となり、商業覇権をイギリスから奪取しようというアメリカの目論見は挫折したのであった。