スミダ イクノリ   Ikunori SUMIDA
  住田 育法
   所属   京都外国語大学  外国語学部 ブラジルポルトガル語学科
   職種   教授
発表年月日 2010/06/05
発表テーマ ブラジルにおける労働者党の歴史とルラ政権誕生の経緯
会議名 日本ラテンアメリカ学会第31回定期大会
主催者 日本ラテンアメリカ学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
開催地名 京都大学(京大会館)
発表者・共同発表者 住田育法
概要 ブラジルのルラ政権誕生は同国の歴史にとって変革の可能性をもたらした。2010年4月のダッタ・フォリャの世論調査の政権支持率は73%であり、2003年以来の政権が概ね成功裡に推移したことを裏付けている。報告では、労働者党(PT)の歴史とルラ政権誕生の展開は民主化の進展とルラ個人のカリスマ性が有効に機能した結果であるとの認識に立って、資料を示しながら論じた。時間軸では1970年代以降の労働者党創設の歴史と新指導者ルラの人脈に注目し、30年余の展開を振り返る。1988年公布の民主憲法の下で庶民派の大統領としてカルドゾに続いてルラが登場し、ブラジルは彼らによって「社会正義」の道を重視し始めた。それは、農地改革や所得のより公平な分配、国民全員への教育機会の拡大、住居の提供などの選択である。しかし、民衆の努力に加えて、国家の果たす役割も大きい。新自由主義政策との比較において、ルラ政権下の「秩序と進歩」対「社会正義」の構図を考えた。