アイカワ マサオ   Masao AIKAWA
  相川 真佐夫
   所属   京都外国語短期大学  キャリア英語科
   職種   教授
発表年月日 2019/08/29
発表テーマ 国際的視点からみた日本の外国語教育 ―言語文化的環境、教育政策の問題を中心に―
会議名 第58回大学英語教育学会国際大会
主催者 大学英語教育学会
学会区分 国際学会
発表形式 シンポジウム・ワークショップ パネル(公募)
単独共同区分 共同
開催地名 名古屋工業大学
概要 本シンポジウムは、大学英語教育学会関西支部「海外の外国語教育」研究会の会員が、各自の研究対象とする国の言語文化環境や教育政策などを調査し、それを踏まえて日本の外国語教育の問題点やその解決策などを国際的視点から明らかにしようとするものである。「海外の外国語教育」研究会は、1987年の設立から32年間の長きにわたり、国際軸や歴史軸を用いて日本の外国語教育を客観的に分析し、諸外国の取り組みから日本の教育に資する点、日本の教育の問題点とその解決策を提言してきた。発足当初からの会員である大谷泰照氏は、外国語教育の成否や学習効果に関わる条件として、「言語文化的環境」(母語と目標言語の言語間距離、学習環境における目標言語との接触機会など)、「国の教育政策」(教育予算、ナショナルカリキュラム、教員の業務体制、教員養成制度など)、「異言語教育法」(指導方法や技術、教授用・学習用ディバイスなど)の3つを挙げている。このうち「言語文化的環境」と「国の教育政策」に関しては、教員と学習者の能力や努力を超えた要因である。大学英語教育学会はそれらのどこに問題があるのかを追究する「原因療法」を模索し、教育施策者への提言を行う使命を担っていると大谷氏は主張する。しかし、現実には、日本の外国語教育は世間から教員の指導力不足や学習者の能力不足が成果の上がらない原因であると批判され、学会においても、外国語教育の議論は、教授法や指導要領への対応等、目先の問題への「対症療法」に終始しがちである。本シンポジウムでは、「言語文化的環境」と「国の教育政策」に焦点を当て、パネリストが調査研究している海外の教育動向を基に、諸外国の教育統計や各種国際比較統計を精査しながら、教員や学習者の努力では超えられない日本の外国語教育の課題を追究し、その「原因療法」を教育政策当局へ提言するとともに、学会員が認識すべき外国語教育の方向性を示したい。