ヒガシ ジユリ
Julie HIGASHI
東 自由里 所属 京都外国語大学 外国語学部 英米語学科 職種 教授 |
|
発表年月日 | 2021/08/28 |
発表テーマ | 大学英語教科書のポストリーディング活動の類型化とクリティカル・シンキング |
会議名 | JACET 60周年記念国際大会 |
主催者 | 大学英語教育学会 |
学会区分 | 国際学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 共同 |
開催地名 | オンライン開催 |
開催期間 | 2021/08/27~2021/08/29 |
発表者・共同発表者 | 近藤睦美・東自由里 |
概要 | 本研究は新しい学習指導要領に提示されている「深い学び」の基盤となるクリティカル・シンキング(CT)に焦点をあて、大学英語教育で使用されているリーディングテキストの分析を行い、CTスキルがどのように機能しているのか、その活用実態を明らかにし、また改善のための条件も明らかにした。調査分析では、EFL海外出版社および大学英語教科書協会会員社から2020–2021年度に出版されたリーディング教材の中から「CEFR B1」(またはTOEIC 500-700、中級)と示された20冊を対象とし、改訂版Bloom’s Taxonomy (Anderson et al., 2001)を軸にPost-reading活動の類型化を行った。その結果、(1)CTの定義が教科書間で定まっておらず、(2)事実的認識次元における「理解」や「応用」といった低次思考能力を問う問題が多く、「分析」「評価」「創造」といった高次思考能力を問う練習問題が限定されていることが明らかになった。リーディング教材に求められる高次思考能力型タスクの理想型はTaxonomyの認知領域に潜在している。 |