ナカニシ クミコ   Kumiko NAKANISHI
  中西 久実子
   所属   京都外国語大学  外国語学部 日本語学科
   職種   教授
発表年月日 2022/02/26
発表テーマ 日本語学習者からみた 日本語の主題と焦点の問題-「は」と「が」を中心に-
会議名 日本語文法研究のフロンティア―母語話者の日本語と学習者の日本語の対照研究を中心にー
主催者 国立国語研究所
学会区分 研究会・シンポジウム等
発表形式 口頭(招待・特別)
単独共同区分 共同
開催地名 オンライン
開催期間 2022/02/26~2022/02/26
発表者・共同発表者 中西久実子・張浩然
概要 国立国語研究所のプロジェクト「言語対照から見た日本語の音声と文法(代表:窪園晴夫)「とりたて表現の対照研究」の一環として開催されるシンポジウムである。
http://crosslinguistic-studies.ninjal.ac.jp/
現代日本語で主題を表す表現「は」を中心に日本語学習者の使用・誤用の実態を明らかにした。日本語学習者の日本語能力の違い,母語による違いなどの観点から「は」の使用・誤用がおこりやすい要因を示した。

日本語の研究は日本国内に長い伝統と優れた成果を有している一方で、他の言語と相対化させる努力が十分ではなく、(i)世界諸言語の中で日本語がどのような言語なのか、(ii) 一般言語学・言語類型論の視点から見ると、日本語の分析にどのような知見が得られるのか、(iii)日本語の研究が世界諸言語の研究や一般言語学・言語類型論にどのように貢献するのか、いまだ十分に明らかにされたとは言えません。現代の日本語研究に求められているのは、日本語の研究が世界諸言語の研究、とりわけ一般言語学や言語類型論研究にどのように貢献できるのかという「内から外を見る」視点と、一般言語学や言語類型論研究が日本語の分析にどのような知見をもたらすかという「外から内を見る」視点です。

本プロジェクトは、この二つの視点から日本語の言語事実を分析することにより、日本語(諸方言を含む)を世界の諸言語と対照させて日本語の特質を明らかにし、それにより日本語研究の国際化を図ることを主たる目的としています。日本語の音声・音韻、語彙・形態、文法、意味の構造を、言語獲得(第一言語獲得、第二言語習得)はもとより、言語に関係する他の学問分野(心理学、認知科学他)との接点・連携をも視野に入れて、対照言語学・言語類型論の観点から分析することにより、諸言語間に見られる類似性(普遍性)と相違点(個別性・多様性)を明らかにしたいと思います。このような対照研究を通じて得られた研究成果を国内外に向けて発信します。