ハヤシ シホ   Shiho HAYASHI
  林 姿穂
   所属   京都外国語大学  外国語学部 英米語学科
   職種   教授
発表年月日 2024/03/31
発表テーマ ホーソーン文学に描かれる女性と自然――「イーサン・ブランド」を中心に
会議名 日本ナサニエル・ホーソーン協会中部支部3月研究会
学会区分 地方学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
概要 「イーサンブランド」に描かれる自然風景や数少ない女性の登場人物が作品の解釈にどのような影響を与えているかについて分析した。当時の疑似科学を使った医療や催眠術などを利用することの罪深さがこの作品には描かれており、それらを行使するのは男性で、実験台になり犠牲になるのは女性であるという関係性が描かれている。女性のイメージをまとう自然もまた文明化を重んじる男性の労働者によって破壊されている。ホーソーンが描く女性は、文明化の危険性に警鐘を鳴らし、行動を改めるように働きかける役目を果たしていると言えるだろう。