ウルスラ フレイ   Urszula Frey
  ウルスラ フレイ
   所属   京都外国語大学  外国語学部 英米語学科
   職種   講師
発表年月日 2019/06/15
発表テーマ How women and men were portrayed in Japanese TV commercials during the 80’s and 90’s - a database project
会議名 未踏科学研究ユニット研究活動報告
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 京都大学
概要 プロジェクトの進捗状況や結果を報告会で発表:
本発表では、1980年代から1990年代にかけてのテレビCMにおける働く女性の描写に関する定量的研究の進捗を紹介した。データの準備過程とデータ入力システムについて説明し、データはYAML形式でフォーマットされ、MongoDBデータベースに格納された。また、データをクエリして統計的特性を計算し、パターンを特定するために作成されたウェブサイトも紹介された。当時のデータは、男性があらゆる年齢層で雇用されている一方で、女性にとっては年齢が重要であり、主に若い女性が描かれていたことを示している。これは、女性が結婚後に仕事を辞めるという当時のステレオタイプと一致していた。女性の役割は、同じ環境に男性がいるかどうかによってもしばしば影響を受けていた。女性が単独で描かれる場合、働いている役割で描かれる可能性が高くなる一方で、男女が共に描かれる場合、男性がプロフェッショナルな役割で、女性が家庭的な役割で描かれる傾向が強かった。データに感情を含めることによって、予想外にも多くのCMで悲しみ、疲労、悲嘆、痛み、怒りといったネガティブな感情が描かれていることが明らかになった。