ヒョウ イチホウ
FENG YIFENG
馮 一峰 所属 京都外国語大学 外国語学部 中国語学科 職種 講師 |
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発表年月日 | 2024/06/23 |
発表テーマ | 汉语教学中导入论元结构与信息结构的必要性 |
会議名 | 札幌大学孔子学院2024年春季学期北海道地区中文教师研修交流会 |
主催者 | 札幌大学孔子学院 |
国名 | 日本 |
開催地名 | 札幌大学孔子学院 |
開催期間 | 2024/06/23~2024/06/23 |
会議区分 | 地方会議 |
講演区分 | 講師 |
単独共同区分 | 単独 |
招待講演 | 招待講演 |
概要 | 項構造は、生成文法理論における重要な概念であり、述語が表している基本的な事象の性質を反映している。各述語は、レキシコンにおいてその述語の語彙的特性としていくつかの項を必要とし、どのような意味役割を担うのかを指定する。カートグラフィーの理論では、項構造レベルの上に、屈折のレベルと語用的レベルもあるという主張がなされている。語用的レベルは、話題、焦点といった情報構造の内容に関わっている。中国語教育の現場では、日本人中国語学習者が項を忘れるという誤用が観察されることがある。また、一部の中国語学習者は「主語」と「話題」の概念を区別できず、一部の中国語の言語現象を説明するために、情報構造に言及する必要がある。本研究は、中国語教育の初級の段階で適切に項構造と情報構造を導入することにより、上記の誤用を防ぎ、学習者自身が自分の文法知識を整理し、各言語現象への理解を深めることができるようになると考える。 |