ナガハマ タクマ
Takuma NAGAHAMA
長濵 拓磨 所属 京都外国語大学 外国語学部 日本語学科 職種 教授 |
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発表年月日 | 2025/07/26 |
発表テーマ | 戦後の遠藤周作ー小説家への道程 |
会議名 | 第51回文学講座 |
主催者 | 長崎市立遠藤周作文学館 |
開催地名 | 長崎市 |
開催期間 | 2025/07/26 |
会議区分 | 地方会議 |
講演区分 | 講師 |
単独共同区分 | 単独 |
招待講演 | 招待講演 |
発表者・共同発表者 | 長濵拓磨 |
概要 | 戦後を昭和20年から昭和30年までの10年間に限定して、遠藤周作の履歴を見るとき実に目まぐるしい激動の時代を生きていたことがわかる。すなわち慶應義塾大学卒業、「神々と神と」で評論家としてのデビュー、フランス留学、新進の評論家・フランス文学研究者、「アデンまで」による小説家としてのデビュー、「白い人」による芥川賞受賞、そして順子夫人との結婚などである。
わかりやすくまとめると、大学を卒業して文学者として歩み始め、様々な経験を経て小説家となった道程といえる。そこには佐藤朔先生に導かれたフランスのカトリック文学との出会い、「三田文学」同人をはじめとする慶應義塾大学の先輩たち、憧れの的だった第一次戦後派文学の作家たち、そして作家であることに大きな刺激を与えてくれた「第三の新人」の作家仲間たちがいる。以上のことを中心として遠藤周作の小説家への道程をたどっていきたい。 |