カバタ シゲル   Shigeru KABATA
  嘉幡 茂
   所属   京都外国語大学  国際言語平和研究所
   職種   嘱託研究員
発表年月日 2011/01/22
発表テーマ 古代メソアメリカ社会における周辺地域のダイナミズム:トルーカ盆地とテオティワカン
会議名 定例アンデス文明研究会講座
主催者 アンデス文明研究会
開催地名 東京
会議区分 その他
講演区分 講師
単独共同区分 単独
招待講演 招待講演
発表者・共同発表者 嘉幡茂
概要 テオティワカンは、紀元後6世紀半ばから7世紀に崩壊した。この古代都市がなぜ滅んだのか。これに関して、2つの側面から要因が指摘されている。1つ目は、テオティワカンとメキシコ中央高原にある各拠点都市との経済バランスに着目したものである。各地域の都市が、テオティワカンから各地域へ、そして各地域からテオティワカンへと様々な物資が循環する交易ルートを遮断し、そこから得られる利益を蓄積していったため、経済バランスに変化が起こった。これにより、テオティワカンは経済的に覇権を維持することが困難になり、崩壊へと向かったと説明する。もう一方は、都市外部との関係に主要因を置かず、内紛に注目している。何らかの要因により政治の中枢が麻痺し弱体していった。その結果、テオティワカン都市中心部への組織的な破壊や火災が起こり崩壊に至った。しかし、両者ともに推測の域を出ず、決定的な崩壊のシナリオを提示しているわけではない。本発表ではテオティワカンとこの都市の影響下にあった周辺地域との交易関係に注目し、テオティワカンの経済面における崩壊の過程を説明したい。